PROGRAMMES DES COURS-SÉMINAIRES
des années précédentes

 
講議内容
3年生の場合:い かに文献を読み、いかに研究して、それをいかに論文の形にまとめることができるのかを学ぶ。具体的には、それぞれの分野における作品・文献を読み、資料研 究をしながら、各研究領域に必須の専門知識・技術を身につけると同時に研究方法・研究動向についても広く学び、将来の卒業論文のテーマを設定する準備をす る。
4年生の場合:演習Iに引 き続き、作品購読・文献研究、資料収集・資料研究を行う。同時にそれぞれの研究領域に関する知識と研究方法・先行研究・研究動向に関する知見をさらに深め ながら、学生は、自らの問題意識により研究テーマを選択・決定し、必要な資料・文献を集め、批判的に検討し、卒業論文をまとめる。

 
cours
année
titre et présentation des cours-séminaires
演習I
(43305)

仏語学仏文学演習III・IV
(15273/15283)

2002年度
(通年)

「2002年:フランス政治制度が作動する年」

フランスの政治は2002年、2つの非常に重要な選挙によってクローズアップされます。5月の大 統領選挙と6月の国民議会議員選挙です。これらの投票の結果は、以後5年間のフランスの経済社会政策、ヨーロッパ政策や対外政策までも左右することになる でしょう。将来フランスの行う政治的諸決定と、それがフランス人ひとりひとりの日常生活にもたらす結果を理解するためには、それらの由って来た源はどのよ うなものか、それらを策定しているのはどういう人間か、どのような形で、いかなる限定的な枠の中で、誰のコントロール下において行われているのかを知るこ とが欠かせません。つまり、憲法で定められ組織されている政治行政制度を知ることが必要なのです。
このようにして、私は、憲法と憲法が実施するメカニズムの学習によって、皆さんがフランス政治の機能の 仕組みを発見し、その立役者たちに慣れ親しむことを提案します。それは皆さんにフランス社会の諸変化を理解する鍵を与えるでしょう。平行して、雑誌記事、 フランスのテレビニュース報道、フランス市民としての私自身の経験などを交えながらこれらの問題を生き生きととらえ、皆さんが「政治とは本当に面白くなり えるのだ」と気づくように努めます。
 
前期には
後期には
フランス人の選択を理解するために
以下のことを理解します
フランス社会の変化の諸様相を把握するために次のことを探求してい きます
1. フランス共和国大統領とは何者か:その社会的地位、選挙、権限 1. 1958年10月4日憲法の起源
2. 国民議会議員とは何者か:二院制、彼らの地位、選挙と役割 2. 国家の諸特徴
3. 政府とは何か:首相と大臣、彼らの任命と権限 3. 法律と命令(執行権による立法)の分野の区別
4. 2002年の選挙結果をどう分析するか 4. 法規範のヒエラルキーと国際法規範の位置付け

5. 議会による政府の活動のコントロール

6. 法律の合憲性審査

7. 行政組織と地方分権

8. 司法制度の概要

 

演習I
(43305)
2003年度
(通年)

「EUから「欧州合衆国」へ?」

2004年、中東欧10カ国が新たにEUに加わります。これにより欧州大陸の東西冷戦の最後のつ め跡を消し去って、欧州全体の再会が果たされますが、そればかりではありません。ヨーロッパの構築は、1951年4月18日、フランスを含む6カ国による ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体条約の締結に始まりましたが、2004年の新たな段階を迎えてヨーロッパの構築の新たな方向付けが必要になってきます。実際、 25の加盟国からなるEUは、もはや6カ国のときと同じようには機能しません。つまり制度の改革(各加盟国の代表の配分、意思決定方法、種々の機関間での 権限の再配分等)が必要になるのです。一方、EU機構の将来についての議論は始まったばかりです。ヨーロッパ憲法起草の問題、EU大統領の創設、EU共通 市民権の導入をめぐる論議は、欧州構築の意味を共同市場から連邦型国家へと移行させ、必ずや根本的に変える提案に至るでしょう。ところで既に、私達はEU の性質について問題を立てることができます。EUは既に超国家なのでしょうか?EUは既に、事実上の「欧州合衆国」になったのでしょうか?この議論の重要 性を理解することは欧州の国民だけの義務ではありません。欧州の未来像の地政学的影響は日本を始めとするアジア諸国にも関係してくるでしょう。それ故、新 聞記事やテレビニュースを通して一緒に以下のことを探ります。
 
1. 欧州構築の歴史の概要
2. EUの規約と権限
3. EUの制度的組織
4. EUの活動手段
5. EUの対外関係
6. EU法の法源

(voir le programme)
演習II
(43404)
2003年度
(通年)

L'héritage constitutionnel de la Révolution française

Quinze constitutions en 211 ans, autrement dit, une nouvelle constitution redigée tous les 14 ans ! Avec un tel record, la France mérite, plus que tout autre pays au monde, l'appellation de "laboratoire constitutionnel". Monarchies, empires, républiques, dictatures populaires, régimes autoritaires ou démocratiques, la France a tout étreiné, tout essayé et souvent tout rejeté dans un éternel recommencement de l'Histoire.
Mais que reste-t-il au juste de toutes ses expériences d'organisation des pouvoirs publics depuis la Révolution de 1789 jusqu'à l'instauration de la Vème République ? Au-delà du génial équilibre réalisé par le texte du 4 octobre 1958, étudié l'année passée, synthèse aussi efficace qu'audacieuse de toutes ces traditions politiques qui ont façonné la France depuis deux siècles, il nous paraît intéressant de nous pencher sur la permanence d'idéaux et de principes qui offrent à cet inventaire incohérent à première vue une charpente solide et une unité que les constitutionnalistes redécouvrent tels des vestiges enfouis sous les sables de l'Histoire.
Ce sont donc l'unité et l'actualité de ce leg que nous nous proposons d'explorer ensemble à travers la lecture commentée de l'ouvrage intitulé "La continuité constitutionnelle en France de 1789 à 1989" et de divers articles de spécialistes de la question, lecture qui sera ordonnée autour des thèmes suivants :
 
1. L'unité et l'indivisibilité
2. La souveraineté et la représentation
3. La loi
4. La séparation des pouvoirs
5. Les libertés

(voir le programme)
演習I
(43906)

演習II
(43926)
2004年度
(通年)

20世紀のフランスと知識 人

2004年4月、フランス共産党の機関紙「ユマニテ (l'Humanité) 」が創刊100周年を迎え ます。これは国を揺り動かした思想論争の角度から見た現代フランスの一世紀にわたる歴史に興味を持つ良い機会です。とりわけドレフュス事件と1898年に 発表されたエミール・ゾラの有名な記事「私は告発する (J'accuse)」 以来、論 争を始め、豊かにしたのは知識人です。

たとえ今日は国際的に用いられているとしても(アメリカやアラブ、日本の知識人などと使われます)、今 なおこの「知識人」という言葉には、それを作りあげたフランス文化の跡が残っています。フランス固有の2つの文化的特徴がその出現を促しました。政治的・ 文化的中央集権制が、「行動する人間」と「考える人間」との関係を促進したこと、そして革命以来様々な政治体制を経験したことでフランスが民主主義の普遍 的なモデルになったことです。ある時は大義の擁護者とみなされ、またある時は社会の腐敗や国の崩壊の要因などとみなされた知識人と彼らの社会参加は、フラ ンス人の思想と20世紀のフランス史の進展を具現し、理解可能にするものです。
「知の権力」は存在するのでしょうか?その介入の性質や方法はどんなものだったのでしょう?その効力 は?知識人は事件に影響を与えた、つまり自身が政治やイデオロギー闘争の立役者だったのでしょうか。それとも逆に単なる傍観者として文字や言葉で刺激を与 える役に甘んじていたのでしょうか。
フランスの政治、社会、文化の歴史に関するてこれらの疑問に答えるため、フランス精神の冒険家である知 識人の歴史の主な段階を一緒に探検してゆきたいと思います。

1. 知識人という概念の到来とドレフュス事件
2. 共和主義者とナショナリストの対立
3. 第一次世界大戦における知識人
4. 1920年代の知的エリートの新しい姿
5. 共産主義とファシズムの1930年代
6. 戦争と占領時代の試練にさらされた知識人
7. 解放、追放、フランス共産党への参加
8. 冷戦下の知的ジレンマ
9. アルジェリア戦争と知識人
10. 全盛から危機へ : 問われる知識人


(voir le programme)
演習I
(43906)

演習II
(43926)
2005年度
(通年)

政治、権力と自由

イ ラクへの自衛隊派遣、郵政民営化、首相の靖国神社参拝問題、「神の国」発言、イラクの日本人人質に対する無責任な非難、その家族に罪悪感を抱かせるような 態度、日本国憲法第9条の改正問題、様々な増税...これらの新聞記事の見出しの間にある共通点は何でしょうか。一見したところ、専門家でない人々、つま り一般市民にとっては、複雑で面白くない話題にすぎないでしょう。それはそうかも知れません。しかしすべては何よりも政治の性質が問題なのです。実際、政 府と議会の決定はすべて政治的なものです。そして政治的であるがゆえに、それらの決定は私達のプライベートな日常生活にまで影響(あることをする権利があ るか、またはないか)を及ぼしています。
 ところで政治とは何でしょうか。なぜいつもそこにあり、ときには重苦しいと感じる現実なのでしょうか。人々の生活にどう影響を与えているので しょうか。 政治的側面は、「権力」の問題に直面するあらゆる人間社会にとって根本的な条件です。実際、社会生活とは、礼儀または権力者が決めたルールにより課された 制限を学ぶことです。こうして武力と緊密につながった権力は民主主義や独裁などの政治制度に具現化され、自由の範囲を広げることもできれば、また逆に自由 を完全になくすこともできるのです。
現代社会における生活は、社会生活の他のあらゆる分野を条件付ける政治的構造に応じて組織され、構成され、展開しています。したがって政治に関心を抱かな いのは、市民に課された決定の意味を理解するのを断念するようなものです。またその決定の準備への参加も諦めるということです。結果として政治への無関心 が、他人に選択を委ねることにより自分の自由が奪われる危険を導くかもしれません。
「政治」の重要性と、それに対する無関心のリスクを考えるため、日本やフランスなどの具体的な例を挙げながら次の点を一緒に探ってゆきたいと思います。


@ 「政治」の定 義(語源、分析方法、政治の側面)
A 権力と国家
B イデオロギーと権力
 (自由主義、社会主義、ナショナリズム、帝国主義、人種優越思想)

C 強権政治制度、独裁と全体主義
D 民主主義(民主主義の定義、民主主義の現代進展)
E 民主社会
  自由(定義、自由の規制、科学技術と自由)
  マスコミの影響(マスコミと権力、マスコミと民主主義、マスコミ  と倫理)
F 政党と圧力団体


(voir le programme)
演習I
(43306)

演習II
(43326)
2006年度
(通年)

第五共和政:憲法条文の外でつくられた体制

今年からは、3年間を1サイクルとして、1958年以来のフランスにおける政治体制「第 五共和政」をとりあげます。この機会に、その起源、成立、機能、進展、現在の問題点などについて考えてゆきます。
1981年以来、どの与党も一貫して敗北し、野党への政権移行でその任期を終えてきました。この「市民の」不安定な現象はときに、フランスのように古くか ら民主主義の伝統のある国にとって前代未聞の逸脱を伴いました。1980年代半ばから常に強い権力を持ち続ける極右政党の動き。1995年以来様々な形を とり、積極的に選挙に関わろうとする極左政党の再生。国民戦線のリーダーが次点につけた2002年の大統領選挙。2005年5月の欧州憲法条約の否決。こ れらの出来事はフランスの状態に絶えず疑問を抱かせています。そこから読み取るべきなのは、グローバル化や欧州の構築に対する、フランス社会の単なる適応 不安でしょうか。それとも役立たずで、国の社会経済問題を解決できず、また民主的な規則の強化を望む市民を考慮していないとみなされた制度モデルに対す る、無条件の拒絶なのでしょうか。
憲法の条文自体と、最近の二つの憲法改正案について学習する前に、一年目は、慣習や立役者である政治家・政党間の力関係が左右する第五共和政の進化を通じ て、その歴史をなぞります。キーパーソンである大統領に注目し、次の5つの時代に沿って思考を展開させていきましょう。


 @ 「創設者」の10年任期、シャルル・ド・ゴール(1958-1969)
 A 「後継者」の5年任期、ジョルジュ・ポンピドゥ (1969-1974)
 B 「現代化促進者」の7年任期、ヴァレリー・ジスカー ルデスタン(1974-1981)
 C 「敵対者」の2度の7年任期、フランソワ・ミッテラン(1981-1995)
 D  「破壊者」の12年の衰退期、ジャック・シラク(1995-2007?)


(voir le programme)
演習I
(43306)

演習II
(43326)
2007年度
(春・秋)

第五共和政:憲法条文の外でつくられた体制

今年も、3年間を1サイクルとして、1958 年以来のフランスにおける政治体制「第五共 和政」をとりあげます。この機会に、その起源、成立、機能、進展、現在の問題点などについて考えてゆきます。
1981年以来、どの与党も一貫して敗北し、野党への政権移行でその任期を終えてきました。この「市民の」不安定な現象はときに、フランスのように古くか ら民主主義の伝統のある国にとって前代未聞の逸脱を伴いました。1980年代半ばから常に強い権力を持ち続ける極右政党の動き。1995年以来様々な形を とり、積極的に選挙に関わろうとする極左政党の再生。国民戦線のリーダーが次点につけた2002年の大統領選挙。2005年5月の欧州憲法条約の否決。こ れらの出来事はフランスの状態に絶えず疑問を抱かせています。そこから読み取るべきなのは、グローバル化や欧州の構築に対する、フランス社会の単なる適応 不安でしょうか。それとも役立たずで、国の社会経済問題を解決できず、また民主的な規則の強化を望む市民を考慮していないとみなされた制度モデルに対す る、無条件の拒絶なのでしょうか。
慣習や立役者である政治家・政党間の力関係が左右する第五共和政の進化を通じて、その歴史をなぞった後、そして最近の二つの憲法改正案について学習する前 に、二年目は次のテーマに沿って憲法の条文自体を分析していきましょう。

春学期
秋学期
第1回
第2回
第3回〜第8回
第9回
第10回〜第12回
第13回〜第14回
ゼミの目標と授業計画
前文と主権(第1条〜第4条)
共和国大統領(第5条〜第19条)

政府(第20条〜第23条)
国会(第24条〜第34条)

国会と政府との関係ムその1(第35条〜第42条)
第1回〜第3回
第4回〜第5回
第6回〜第7回
第8回
第9回

第10回
第11回〜第12回
第13回
第14回
国会と政府との関係ムその2(第43条〜第51条)

条約および国際協定(第52条〜第55条)

憲法院(第56条〜第63条)

司法権(第64条〜第66条)
高等法院と政府構成員の刑事責任(第67条〜第68条)
経済社会評議会(第69条〜第71条)
地方公共団体とニュー=カレドニアに関する経過規定(第72条〜第88条)
欧州共同体及び欧州連合(第88条)
改正(第89条)


(voir le programme)